6/13日 忘れられるべき日々の1ページ

 

眠れないよるに久しぶりにコラムでも書いてみようと思って、アイフォン、ぽつぽつ打つ。何を書こうかなんて何のイメージもないままに。

LOSTAGEの五味のPYOUTHのインタビューがくるりの岸田さんのツイートなんかも助けてたくさん読まれてて嬉しい。友達の挑戦に関わって、それが好転しているのを真横で見ていられるのはいい気分。やっとやりたい感じができてきた。後編も楽しみだな。

ここ何日かは色んなジャンルを横断しすぎて異種格闘技戦の毎日に脳細胞は分裂しすぎてちょっとおかしなかんじ。海獣みたいな人らと遊んでると、こんな狂った世界でまともでいられる人たちのが随分狂ってみえる。そんなこと言ってるといつまでたっても地面はぬかるむのさ。でも思えば最初っからだ。どこにも着地できないままここまできた。パンクでもロックンロールでもヒップホップでもうたものでもない、何か。言葉にはまだなっていない何か。どこに向かってんのか。いや、やめよう。こんなのは書いたって仕方ないよ、クソつまんないコトだ。

 

 

最近、うちのまわりに蛇が出た。たぬきもいるし、トカゲも珍しい蝶や糸トンボも。どうしたことか、ここは東京なのかしらって。ひーりんぐ。癒されたりしてんだろ。緑いろ。毎晩、林間学校の匂いのする草木のアーチをくぐりコンビニへ。今日はルームメイトのヒロシとぐだぐだとだべりながらコンビニへ。ヒロシは体に悪そうなカレーを。オレは塩チョコとフルーツヨーグルトを。

フルーツヨーグルトの空をゴミ袋に、歯磨き、うがい、部屋について、電気を消す。隣の部屋からテレビの音が消えて、ぽつぽつと雨がふってきて窓ガラスにあたる。しばらくするとふさまが開く音、洗濯物をとりこむシルエットがすりガラスの向こう側にみえる。冷蔵庫がひらくオレンジ色。猫のエドは雨に濡れてないか。心配になったりする。一週間ひいてた風邪が治りかけてる。フスコデ。ロキソニン。痰は甘い。そいえば夕方、いちこと電話したら風邪がうつったという。電話口で同じを咳をしていた。

雨がふれば濡れ、風がふけば袖はゆれる。当たり前に腹が減ったり、寂しくなったり、うたをつくって、録音したり、エバーグリーン。ちょっとつめこみすぎたよなぁ、休息がいるよー、キャンプでもいこうか なんて話をしたり、ヒロシの緑色のモヒカンは情けなく垂れ下がってる。踏み潰されたバッタのようだ。そうだ。夏が来る前にさ。いこうよ。なーんて。計画倒れがみえてるな。ハハ。

 

 

当たり前だった日々を奇跡と呼べるお前はそこにいるか?
己に問う。
空中分解、散文する 。言葉の破片。意識。肉の色。ぴぴぴ。

もう一度きく。
当たり前だった日々を奇跡とよべるお前はそこにいるかい?

なぁ、返事はできるか?応答願います。

NUUAMMの音源をケータイで流し始める。ぽつりぽつりとつむがれた音に糸が通っていて、ふとその糸をぬけば音がバラバラに散ってしまう、六月のさくら。雨粒は弾丸。
肉とルビー、軽動脈と天の川、すべて夢。

そう遠くないいつか、2017年の6月、何もない今夜のことなんて忘れるだろう。雨粒が流れる螺旋も覚えておくことはできない。目を閉じた瞼の裏にうつる暗闇についたすり傷、覚えておくことはできない。ヒロシが話した未来の不安も笑い話になればいいよな。電話口で話した悔しさや葛藤も笑い話になればいい。願ってる。

適当にいけよなんて言ったって、できるほどにクールな余裕もないし、いつまでたっても人間をあきらめられない。一生懸命やるよ。バカみたいに一生懸命に。笑うやつは殺してしまえ。お前の細胞は全力でお前を生かしてる。敬意を愛にすりかえて、オレは瞬間を光よりはやく駆け抜けるソレダケ。

 

マヒトゥ・ザ・ピーポー

2009年 バンドGEZANを大阪にて結成。作詞作曲をおこないボーカルとして音楽活動開始。 2011年沈黙の次に美しい日々をリリース。全国流通前にして「ele-king」誌などをはじめ各所で ソロアーティストとしてインタビューが掲載されるなど注目が集まる。 2014年、kitiより2ndアルバムPOPCOCOON発売。 2014年には青葉市子とのユニットNUUAMMを結成し、アルバムを発売する。 2015年にはpeepowという別名義でラップアルバム Delete CIPYをK-BOMBらと共に制作、 BLACK SMOKER recordsにてリリース。 また音楽以外の分野では国内外のアーティストを自身のレーベル、十三月の甲虫でリリースしたり、 野外フェスである全感覚祭やZINE展を主催したりとボーダーをまたぎ自由なスタンスで活動している。

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