十三月 presents “ 全感覚祭 18 “

今、歩いている2018年という時間、多様に広がり続ける価値観に必死に喰らいつかねばこぼれ落ちる。長方形の画面にしがみつき、泉のように溢れ、流れては下流へ落ちていく情報から我々は逃げられない。

10年前笑えていたダウンタウンのネタがいつの間にか笑えなくなっていた。あんなに好きだった働くおっさん劇場を見て、その価値観が知らず知らずのうちに変わっていったことを知った。差別も娯楽もその境界線は時代が作り上げる。この目まぐるしい時代に、一時でもそのインプットを停止すると平気で足を刈られてしまう。

なーんて、ネガティブチックにそんなことを思うのは今が雨季だってことも関係しているかもしれない。この街の六月は鈍色。コンクリートの隙間から、帰宅途中の社会人が吐いては沈殿していく、いく層ものため息が、雨風に乗って運ばれてくる。

祭はそういう現実からの逃避でなくては意味がない。現実を超えた先にある、いい風が吹いてるファンタジー、それこそが俺にとっての政治だ。

Tribal Scream

今期の全感覚祭のテーマです。多種多様の感性から放出されたエネルギーがどこに着地するべき下書きもなく放たれるような、そんなイメージが込められている。いわゆるPUNKのフェスのような、はみ出すことを許されない一つの信念に基づいたフェスではない。これは危険な言い回しだが、どんな色もどんな価値観も存在してはいけないものなどなく、ただ、その使い方や接し方に適切な想像力が必要なのだと思う。

価値観はどこまでも広がっていくのに正しさの種類が開かれていかないことに疑問がずっとあった。

俺は知っている。平日の難波ベアーズ、荒地で抜き忘れた雑草のような数の観客しかいない日に奇跡のような時間があることを。

俺は知っている。中庭の花に毎朝水をあげているおばあちゃんを。

何かに勝たなくても、何にも負けていない生き方があることを。

Tribalにはそんな意味が込められています。

この春、アメリカのネイティブアメリカンの居住地に行って感銘を受け、帰国後色々と調べていたら、面白いことに気づいた。

月の周期をはかると、新月からはじまり、満月は15夜、一ヶ月は25日で、一年は十三月なのだという。それを無理やり十二月にしたのは白人で、十二というのは2でも3でも4でも6でも割り切れる扱いやすい数字で13のように永遠に割り切れない時間に比べてコントロールしやすい、そんな理由が裏側にはあるようだ。

我々は知らず知らずに時間のはかり方も信じ込まされている。当たり前に消費される社会に順応できるよう下準備がされている。

正しい時間を生きれたら、その一つの記念碑として、何の気なしにつけた十三月の甲虫という名前から十三月へとレーベルの名前をかえることにした。特に活動の内容はかわらない。あいかわらず好きな仲間と好きな時間をつくる。

例年通り、今回も投げ銭で入場無料で行おうと考えている。これは一つの実験と挑戦であって、つづく価値があるのかどうか、いつも試されていようと思う。私腹を肥やすことを目的にしたフェスではなく、自分の信じた綺麗な時間や意識がそれ相応のものなのか、それを試していきたいと思ってる。続く価値のないものは消えるのが定め。余談だが、今まで全感覚祭ではGEZANGUAYSも交通費すらもらったことがない。

ステージはとりあえず三つ。海沿いのoreange crate artステージ、室内のcrayon angelステージ、waiting roomステージ、あと挑戦したいことがあるけど、実現可能かどうかわからないのでこの三つ。ステージの由来になる動画はこの文章の一番下に添付しておく。そして、今回出演アーティストはひとつずつ紹介して発表していこうと思います。

今年も開催できるのはひとえに2017年のあらゆる意味での評価があったからだ。その気持ちは今年のガソリンになり、我々は2DAYSを決意する。何故、大阪なのかと問われれば、もう一度ここでやってくれという気持ちの大きな跳ね返り、単純に嬉しかった。個人的な感覚以外にない。そういうノリみたいなものも捨て去りたくないし、客観なんて言葉はゴミだ。いい風が吹く場所でやる、それだけのこと。

今年も事前募金を募ります。これは十三月の心臓にとってもいいので活用すると我々は人知れず笑顔を作ったりします。

あとボランティア。去年は道路をはみ出さないように仕切ってくれたり、ゴミを拾ってくれたり、今年もあの場所を貸してくれたのはそういった丁寧さ所以です。人員は多いに越したことはないので、いろんなアイデア含め、フードや装飾などたくさん提案を待っています。

あの時間、あの場所を、特別なものにするのは俺の仕事ではないような気がししています。

短いか長いか数十年間の寿命を与えられ、どうすることだってできるだけの自由を与えられ、その毎日の使い方も委ねられているように、この祭の場所をもって、それぞれがそれぞれの楽しみ方を見つけてくれることが一番理想に近く、全感覚という言葉の意味なのだと思います。

今年もよろしくお願いします。

マヒトゥ・ザ・ピーポー /  十三月

 

   photography by Shiori Ikeno

 

 

 

主催


十三月

 

開催日  


201810月20日,21日 2DAYS

 

会場


ROUTE26
、パイナップルエキスプレス、ROUTE26野外特設会場

 

カンパ振込先  

 

ゆうちょ銀行 四五八支店  普通預金
1156467 カネコツカサ

 

ボランティア募集  

 

全感覚祭ではこの祭りを一緒に創り、一緒に盛り上がってくれるボランティアスタッフを募集してます!毎年沢山の方々に協力していただき、皆さんと共に全感覚祭を創っていけることは本当にすごいことだし、言葉にできないかけがえのないものをつくれて本当に嬉しい限りです。その時の出会いが今まで繋がってたりして本当にうれしいです!募集日時は全感覚祭開催当日(201810月20日,21日 2DAYS)がメインになります!数時間でも構いませんので、出来る時に、出来る事を、出来るだけで結構です!あなたの力を貸してください!何卒よろしくお願いいたします!

 

内容

装飾のお手伝い
音響さんや舞台回りのお手伝い 
会場ケア 
交通誘導 
出店ブース補助 
グッズコーナー補助 
ゴミ拾いなど  

 

応募方法

 

zenkankakusai.volunteer@gmail.com  までご連絡ください。    

 

協賛のお問い合わせ  

 

全感覚祭’18 協賛について

昨年に引き続き本年度も協賛を募集致します。
今年は去年よりも一日多い2day’sの開催が決定しました。
前回の全感覚祭’17は皆様の理解と応援のお陰で無事、成功させることができました。
今回も特別な時間を、来場者の皆さんにお届けしたいと思っています。
ご協力の程、よろしくお願い致します。

 

 zenkankakusai.kyosan@gmail.com までご連絡ください